メンタルの不調や悩みを抱えている
- 気分が沈むことが多く、以前楽しめていたことができない
- 気分の浮き沈みが激しく、こころの安定した状態を保ちたい
- 生理の前後にイライラしたり、憂うつな気分になる
- 人間関係がうまくいかず、悩むことが多い
- 過去の出来事に囚われず、新しい一歩を踏み出すためのサポートが欲しい
「なんとなく調子が悪い」「ちょっと気持ちが重い」
少しでも心身の不調を自覚した時こそ、受診のタイミングです。
「とりあえず話してみようかな」という気持ちで構いません。
ひとりで抱え込まず、気軽にお話ししてください。
当院では、発達検査や性格・対人関係の心理検査もおこなっております。
就職や転職、復職のヒントを得たり、
自分をより深く理解するための手がかりとして活用いただけます。
お悩みを解決する一助として、ぜひご利用ください。
憂うつな気分が持続する病気です。身体的・精神的に多くの症状を引き起こし、日常生活のさまざまなことがスムーズにできなくなります。放置すると症状が悪化し、社会生活や仕事に深刻な影響を与えることがあります。
血液検査で身体の病気がないことを確認した上で、①抗うつ薬を中心とする薬物治療、②心理的側面へのアプローチ、③環境調整をバランスよくおこなう必要があります。背景に発達特性や認知の歪みを認めることもあるため、心理検査やカウンセリング(認知行動療法)を通じて、再発予防策も一緒に考えていきます。
ストレスや環境の変化により、心身の不調が出現する状態です。ストレス因は仕事や家庭、学校での出来事、対人関係の悪化などさまざまですが、ストレス因から離れることで心身の不調が改善するのが特徴です。
予想されるストレス因から距離を置いた上で、まずは規則正しい生活を送ることが重要です。症状の改善を確認しながら、ストレス因の振り返りを一緒に行います。特に、適応障害を繰り返す場合は、環境調整に加えて、心理検査やカウンセリングを通じて自己理解を深めることで、再発予防策を考えていきます。
予期せぬ強い恐怖や不安に襲われ、動悸や息切れなどの身体的症状が急激に現れる病気です。こうした発作的に出現する症状(パニック発作)に対する恐怖感が特徴であり、日常での活動場所が制限され、生活の質に大きな影響を与えることがあります。
まず、血液検査で身体の病気がないことを確認した上で、薬物治療によってパニック発作に対する恐怖心を和らげます。薬物治療に並行して、日々の行動範囲を無理のない範囲で少しずつ広げる行動療法的アプローチも進めます。また、発作を引き起こす要因を整理するなど、生活全般の見直しをします。
脳の発達に関わる障害で、コミュニケーションや社会的な行動に難しさを伴うことがあります。主に、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)などが含まれ、近年は成人の発達障害への治療や理解も浸透しています。
幼少期からの生活状況を丁寧に振り返り、心理検査の結果も踏まえて診断をおこないます。診断を受けることが最終目的ではなく、自身の特性を深く理解し、より適した行動や認知に気づくことで、特性から生じる二次障害を防ぐことが大切です。必要に応じて、カウンセリングの併用や対症療法的な薬物治療も提案します。また、発達障害の診断がつかない、いわゆるグレーゾーンも当院で診療が可能ですので気軽にご相談ください。
反復的な思考や行動が繰り返し現れる病気です。自分の意志とは関係なく、強迫観念(不安を感じる考えやイメージ)や強迫行動(不安を減らすための反復的な行動)が現れます。症状が悪化すると、本人のみならず、周囲の人々も苦痛を感じることもあります(巻き込み行為)。
発達障害やうつ病が併存している可能性に注意しつつ、十分な心理教育をした上で、抗うつ薬を中心とした薬物治療と認知行動療法(曝露反応妨害法)を組み合わせた治療を進めます。また、病状が進むと周囲の人を巻き込むことがあるため、ご家族や身近な方にも治療へのご協力をお願いしております。
感情の波が極端に激しく、躁状態(異常に高揚した気分)と抑うつ状態(極端な落ち込み)が交互に現れる病気です。躁状態ではエネルギーが高まり、怒りっぽくなったり、衝動的な行動が増えたりする一方、抑うつ状態では無気力になり、絶望感が強くなります。また、双極性障害の抑うつ状態とうつ病の抑うつ状態は区別が難しいことがあります。
気分安定薬や抗精神病薬を中心に薬物治療をおこないます。再発の兆候を丁寧に振り返り、悪化の要因を減らしながら、規則正しい生活を続けることが大切です。また、入院が必要な場合は、対応可能な医療機関をご紹介することもございます。
現実の認識や思考、感情に影響を及ぼす慢性に進行する病気で、幻覚や妄想、思考の障害などが特徴的です。しばしば現実との区別がつかなくなり、社会生活に重大な支障をきたすことがあります。
抗精神病薬を用いた薬物治療をおこないます。心理教育を通じて病気への理解を促し、ストレス因の軽減や、規則正しい生活のサポートをします。症状によっては入院が必要になることもあり、その際は入院可能な医療機関をご紹介します。
月経の1~2週間前から気分の落ち込みやイライラ、身体面での不調が現れ、月経の終わりにしたがって和らぐ病気です。症状が重いと、日常生活に大きな支障をきたします。漢方薬や抗うつ薬、低用量ピルでの治療が有効な場合があります。
女性患者様の診療にあたっては、まず月経周期と体調変化の相関を確認します。薬物治療によって心身の症状が大きく改善することもしばしばあるため、漢方薬や抗うつ薬などを用いた治療が中心となります。
なお、当院では低用量ピルの処方はおこなっておりません。
睡眠の質や量が不十分になり、日中活動に支障をきたす病気です。適切な治療には、生活習慣の見直しや、ほかの病気が関係していないかの確認が重要です。なお、近年の睡眠薬は副作用や依存性が少なく安心して服用いただけます。
まず、生活リズムの乱れや不適切な睡眠習慣がないかを確認し、睡眠衛生指導を優先的におこないます。また、不眠の原因として、むずむず脚症候群や睡眠時無呼吸症候群などの身体疾患が隠れている可能性もあるため、いびきの異常や血液検査の結果を確認します。
近年は、副作用や依存性が少ない睡眠薬も増えており、薬物治療が必要な場合でも安心して服用できます。当院でも、まずはできる限り安全な睡眠薬をご提案しますので、ご安心ください。
人前に出たり、注目を浴びたりする状況で、強い不安や恐怖を感じる病気です。他人からの評価に対する恐怖や不安を避けるために、日常生活に支障をきたすことがあります。
緊張が高まる場面、頻度や程度などを考慮し、必要に応じて緊張を和らげるための薬物治療をおこないます。また、苦手な場面に対する考え方や行動の変容が必要な場合もあるため、カウンセリングを併用した治療も検討いたします。